2003年・上半期


MJ & JB @ the 3rd annual BET Awards



6/30
マイケルはフロリダ州アヴェンチュラのショッピングモールで買い物。集まったファンにサインをしながらディズニーストアや日用品店などを回った。

ビルボード誌7月5日付のトップ・ポップ・カタログ・アルバムチャートでマイケルの「Thriller」が前週の40位から14位へと急上昇。カタログ・チャートは発売後18ヶ月以上が経過したアルバムを対象としており、「Thriller」は同チャートに通算で199週ランクインしている。

6月29日付のイギリスのアルバムチャートにも「Thriller」が45位でランクイン。4月20日付の67位を最後にチャートから外れていたが、およそ2ヶ月ぶりに返り咲いた。21年前に発表されたアルバムが、ジェニファー・ロペスやロビー・ウィリアムス、クレイグ・デイヴィッドらの新作よりも好調な売れ行きを見せているという。

21日にマイケルの30周年コンサートが放送されたオーストラリアでは、アーバンアルバムチャートで「Greatest Hits HIStory Volume 1」が前週の17位から10位へと浮上し、「Thriller」は27位に。音楽DVDチャートでは「Video Greatest Hits HIStory」が12位、「HIStory On Film Volume 2」が26位でそれぞれ再エントリーを果たした。



6/24
ハリウッドのコダック・シアターで行われた第3回BET(ブラック・エンターテインメント・テレビジョン)アウォードで、「ソウルの帝王」ことジェームス・ブラウンのパフォーマンスにマイケルが飛び入り参加(写真1)。両者のステージ上での共演は約20年ぶり。その後マイケルは「ここにいるこの人物ほど、僕に大きな影響を与えた人はいない」と感極まりながらスピーチし(写真4)、芸能界の師であり今年で70歳を迎えるブラウンに生涯功労賞を手渡した(写真5)。この日、会場にはマイケルの姉・ラトーヤも姿を見せた(写真7)。

イギリスのMJニュース・インターナショナルによると、マイケルは新たなキャリアの構築に向けて着々と準備中。現在は「100パーセント気力も充実しており、新しい作品のリリースへ向けて意欲満々」の状態だという。マイケルとその関係者たちは複数のプロジェクトを計画中で、発表時期やプロジェクト名、公の場への登場予定などについては未定。



6/16
ロサンゼルス郊外にある全米最大のカトリック教会、天使のマリア大聖堂で行われたグレゴリー・ペックの葬儀にマイケルが参列。葬儀開始から約20分後に到着したマイケルは赤のジャケットに身を包んでいた。この日は他にも、ハリー・ベラフォンテ、ライオネル・リッチー、ハリソン・フォード、キャリスタ・フロックハート、アンジェリカ・ヒューストンら約3000人が故人との別れを惜しんだ。



6/12
黒人運動指導者ジェシー・ジャクソン師主宰による虹の連合の朝食会がシカゴで開かれ、マイケルも出席。サインや写真撮影に気軽に応じた。

この日未明、「ローマの休日」や「アラバマ物語」などで知られる往年の名優グレゴリー・ペックが、ロサンゼルスの自宅で亡くなった。87歳。ペックはマイケルが親友として必ずその名を挙げる1人で、25年以上の付き合いだった。

4月にアメリカで放送された「Michael Jackson's Private Home Movies」では、1991年6月、妻のヴェロニクと共にネバーランドの遊園地を訪れたペックの映像が紹介された。ジッパーライド(箱型のゴンドラごと大きく回転するアトラクション)に挑戦したペックだったが、乗り終えた後にカメラを向けられると「マイケル…2度と乗らんぞ。面白かったけど、こんなもの大嫌いだ」と足をフラつかせ、それを見たマイケルが大笑いする場面も。夫妻が歌を口ずさみながら愛犬ブランケットと共にメリーゴーランドに乗るシーンでは、マイケルが「あの犬はエリザベス・テイラーの愛犬シュガーとは姉妹なんだよ」と解説をつけた。一通り遊んだペックは「ありがとう。週末ごとに遊びに来てもいいかい?」と語りかけた。

ペックは1992年のインタビューで「マイケル・ジャクソンの名を聞いて思うのは、私が今まで出会った中で最高のエンターテイナーであるという事。まさに聖なるモンスターだ」と評した。また、昨年暮れに夫妻からマイケルへ送られた手紙の中では、マスコミの攻撃に遭うマイケルを擁護。「アーティストとして世界中で知られていながら、父親としての君の姿を知る人はほとんどいない。君の子供たちにとって、これ以上の父親は存在しないだろう。彼らは君を愛し、慕っている。君の事をあれこれ批判するような連中は、自分らの家庭を振り返ってみるがよい。私たちは友人として、君の家族と共にある。愛を込めて−ヴェロニク&グレッグ」



6/11
マイケルが生まれ故郷のインディアナ州ゲイリーを訪問。予定より遅れて正午過ぎに市庁舎へ到着したマイケルは、厳重な警備と300人以上のファンに出迎えられた。市庁舎内ではスコット・キング市長と会見、ゲイリー市のカギとジャクソン通りの標識を贈られた(写真1)。 ここでは短い記者会見が行われ、マイケルは「ゲイリーに戻って来られて素晴らしい気分です。皆さんの愛を感じます。このように素晴らしく思い出深い日を与えてくださった市長に感謝します」と述べた。また、市内のダウンタウン地区に建設が予定されている芸能施設への出資にマイケルが合意した事も明らかにされた。この施設はマイケル・J・ジャクソン・パフォーミングアーツ・センターと命名される予定だという。市庁舎を出たマイケルは待ち受けたファンたちに手を振り(写真2)、サインに応じ、プレゼントを受け取り、リムジンの上に立つパフォーマンスまでしてみせた(写真3)。

次にマイケルは午後1時40分頃、ジャクソン通り2300番地にある生家を訪問(写真4)。白いレンガ造りの小さな家屋の中で約20分間を過ごした。部屋の中でマイケルは「ティトはそこ、マーロンはそこに寝ていた。このリビングルームで僕たちはいつも練習をしていたんだ」と振り返ったという。近所の住民によると、夏になると数組のグループが観光に訪れるのみだが、この日は千人近いファンが集結。中には、マイケルが6歳の頃に子守りをしていたという女性も姿を見せた。その後マイケル一行はケンタッキーフライドチキンのドライブスルーに立ち寄り、午後2時半頃ルーズヴェルト高校へ。兄のジャッキーの出身校である同校では800人の生徒たちが「Black Or White」、「Beat It」、「Thriller」のバンド演奏でマイケルを歓迎(写真5)。集会に参加したマイケルは「鉄のように強固な意志、忍耐力と決断力さえあれば、望みどおりの人物になれるものだ」と、生徒たちを激励した。この集会でマイケルには学校側から名誉学位が授与された(写真7)。

マイケルは、夜には地元の独立リーグ野球チーム、ゲイリー・サウスショア・レイルキャッツの本拠地であるUSスティール・ヤードへ約2時間遅れでやって来た。青のジャケットに着替えたマイケルは場内の特設ステージに立ち(写真8)、「僕が初めて人前で歌ったのも、ダンスの喜びを知ったのも、初めてのレコードを出したのも、ここゲイリーでの事だった。この街からは多くの事を教わった。長い年月を経て、僕は帰ってきた。ゲイリーはいつだって僕の心の中で特別な存在。みんなただの友達ではなく、僕の家族だ。みんなを愛している。ゲイリーはアメリカの心の拠りどころ。この街の出身である事を誇りに思う」と挨拶。ステージを降りる際にマイケルは、海外に赴任している兵士たちの家族と握手を交わし、キング市長からは功績を称える盾を手渡され、各ファンクラブを代表してMJユニティからは花束と世界中のファンから寄せられたメッセージを受け取った。「サルート・トゥ・トゥループス」と題されたこの無料イベントでは、地元の小学生から高校生までに至る学生タレントたちがマイケルの曲を披露した。マイケルと共にステージ前の席についたキング市長によると、このイベントはマイケルの希望により実現したものだという。

この日、マイケルの代理人であるスチュアート・バッカーマンからは「手短ではありますが、世界中のマイケルファンをとても誇りに思っています。今日ゲイリーで、マイケルは素晴らしいファンたちから愛されている事が再び証明されました。皆さんの情熱や献身的態度には圧倒されます。何と素晴らしい日でしょう。キング・オブ・ポップに代わり、私からお礼を申し上げます。皆さんの支援と愛に感謝します」とのコメントが寄せられた。



6/10
マイケルが音楽産業界の大物、チャールズ・コペルマンと手を組む事が発表された。コペルマンは、過去にビリー・ジョエル、ジャーニー、ジャニス・イアンらを世に送り出し、70年代から80年代にかけてはバーブラ・ストライサンド、トレイシー・チャップマン、ドリー・パートンらのキャリアを後押しし、彼の創設したSBKエンターテインメント・ワールドは80年代に世界最大級の独立音楽出版社へと成長した。

SBK売却後には独自のレーベルSBKレコードを設立し、ウィルソン・フィリップス、ヴァニラ・アイス、テクノトロニック、ジョン・セカダ、そしてディアンジェロらを擁した。コペルマンは93年に発売されたフランク・シナトラの2千万枚ヒットアルバム「Duets」も提唱し、EMIキャピトルレコードではボニー・レイット、ガース・ブルックス、アレステッド・ディヴェロップメント、シニード・オコナーらを手がけた後に退任、現在はCAKエンターテインメントの会長および最高経営責任者を務めている。

今後コペルマンはその40年にわたる音楽産業界での経験を生かし、年内に発表予定とされるマイケルの新しいプロジェクトや音楽出版、コンサートツアーなどの面で、マイケルの相談役となる。マイケルは「チャールズ・コペルマンのような人物と仕事ができる事は非常に楽しみです。音楽やビジネスの世界でも彼の才能はよく知られており、我々の共同作業が新天地を切り開くであろう事を確信しています」と語った。



6/9
シカゴのマコーミック・プレイスで開催された全米ケーブル通信事業者協会の展示会にマイケルが参加。全米最大規模の黒人経営によるケーブルテレビ局、MBCの展示ブースに立った(写真1)。今年で創設5周年を迎えるMBCには兄のマーロン(写真4)が共同経営者の1人として名を連ねており、マイケルはマーロンの要請により展示会に参加したという。この日は他にもクリス・タッカーや黒人運動指導者のジェシー・ジャクソン師らも姿を見せた。

その後マイケルは午後7時前に宿泊先であるインディアナポリスのカンタベリー・ホテルに入り、午後8時過ぎからはダウンタウンにあるショッピングモール、サークル・センターで2時間半にわたり買い物(写真5)。CD、日用品、書籍、子供服などを見てまわり、集まったおよそ120人のファンとの交流を楽しんだ(写真6)。



6/7
マイケルは現在、年内に発表予定のプロジェクトを制作中とMJニュースインターナショナルが伝えた。



6/6
MJFCおよびMJニュースインターナショナルによると現在マイケルは体調も良く、11日のゲイリー訪問を「地域に対して何らかのお返しができれば」と、非常に楽しみにしているという。以下が当日の行動予定表。

10:45 市庁舎前でファンに挨拶
11:00 キング市長と会見、ゲイリー市のカギを授与。写真撮影
12:00 ジャクソン通り2300番地の生家訪問。徒歩でルーズヴェルト高校へ
14:00〜
15:30 ルーズヴェルト高校集会所で集会に参加。その後昼食
18:30 市庁舎から2街区先の野球場へ。地元のタレントがマイケルの曲を披露。観覧無料



6/4
アメリカのMJFCによると、マイケルは6月11日に再びインディアナ州を訪問する。故郷ゲイリーを訪れる予定。

イギリスSky Oneで午後8時から「Michael Jackson's Private Home Movies」が放送され、およそ57万2千世帯が視聴した。



6/1
プロデューサーのP・ディディに招かれたマイケルは、ビバリーヒルズホテルで行われたMTVムービー・アウォードのアフターパーティーに出席、1時間以上に渡って会談。両者は今月下旬にスタジオ入りして新曲を制作すると言われている。



5/22
マイケルは不眠と食欲不振による脱水症状だったと、オックスマン弁護士が明らかにした。「彼が訴訟前に体調を崩す事は以前にもあった。彼はたび重なる訴訟にウンザリしている」。実際、マイケルが過去に関わった訴訟件数は1500件以上、証言回数は500回に及ぶという。「これが彼の現状だ。マイケルを訴える者はみな無茶な要求をし、金に目がくらんでいる。彼は訴えられる事に疲れ果てているんだ」。自宅に戻ったマイケルは順調に回復しつつあり、今回の件を非常に悔やんでいるという。また、体調を気づかってくれたファンにマイケルは深い感謝の意を表し、改めて故郷ゲイリーを訪れる事も検討しているという。



5/21
マイケルはこの日、ジャクソン・ファイヴの著作権裁判に関する宣誓証言をする予定だったが、急きょ体調不良を訴えて地元の病院へ搬送された。数時間の検査の後、病院を出たマイケルは自家用機でカリフォルニアへ戻った。ジャクソン一家の弁護士を務めるブライアン・オックスマンは「彼は裁判が好きじゃないんだ。過去にも、このようなケースで食欲不振になった事もあり、宣誓証言を控えて彼が神経質になっていた可能性もある」と説明した。マイケルは22日にはジャクソン一家の故郷ゲイリーを訪れ、市長との会見やジャクソン通り2300番地の生家訪問などが予定されていたが、すべてキャンセルとなった。



5/20
マイケルは空路インディアナポリスに到着後、カンタベリー・ホテルへ。夜にはショッピングモール内のレコード店やチョコレート屋で買い物。



5/17
前週メキシコのアカプルコで3日間の休暇を過ごしたマイケルはこの日、マイアミで開かれた高級レストラン経営者の誕生日パーティーに出席。このパーティーは70年代をテーマにしたもので、クリス・タッカーと共に現れたマイケルは大きなアフロのカツラを着用していた。



5/8
マイケルはアメリカのファンクラブMJFCに、世界中のファンへ向けたメッセージを託した。「僕のファンは世界一素晴らしい。皆さんを心から愛しています。下品なマスコミの言う事など信用しないでください。彼らの記事は全てウソなのですから」。

マイケルは、モータウン時代の録音について未払いとなっている著作権料や版権料を請求する民事訴訟をロサンゼルス地裁に起こした。訴状によるとマイケル側は、モータウン・レコードおよび親会社ユニバーサル・ミュージックが1980年の合意内容に違反していると主張。この合意はジャクソン・ファイヴが1976年にモータウンとの専属契約を解除し、両者の関係が悪化した事に伴う調停策。ジャクソン兄弟は合意前に行われたソロ演奏やジャクソン・ファイヴとしての録音について、著作権料の受領権を失った。その代わりモータウンは見返りとしてジャクソン・ファイヴ時代の楽曲を集めたアルバムについては、ジャクソン兄弟への著作権料支払いを承諾していたとされる。



5/1
フロリダ州アヴェンチュラのショッピングモールに、仮面をかぶったマイケルが出現。使い捨てカメラやお菓子、風船など2時間で800ドルの買い物。



4/27
イギリスのアルバムチャートに「Invincible」が63位で今年初のエントリーを果たした。同時に「Greatest Hits HIStory Volume 1」は50位、「Off The Wall」は97位と依然チャートに留まり続けている。



4/24
アメリカFOXで午後8時から「Michael Jackson's Private Home Movies」が放送されたが、視聴者数はおよそ790万世帯、視聴率も5パーセントにとどまった。ネバーランドの映画館で上映されるホームビデオを見ながら、マイケル自身がコメントを付けるという形で番組は進行。マイケルの生活や音楽、友人、家族などにまつわる様々なエピソードが紹介された。その他にもコンサートやショートフィルム撮影の舞台裏、買い物風景、親戚訪問、ファンへの思い、エリザベス・テイラーと祝った初めてのクリスマス、水遊びなど多数の未公開シーンを放映。

番組の冒頭でマイケルはツアーについて語る。「レコード会社というものは、アルバムの売上げを伸ばすためにツアーに出てくれと要求するものなんだ。でも僕はやりたくない。ファンと直に接するのは確かに好きだよ。香港、アフリカ、中国、ブラジル、シンガポール、スイス、ロンドン、パリ、ロシア…スタジアムは人であふれ返り、もの凄い熱気だ。素晴らしい光景だよ。でもみんながどうやってショウを楽しんでいるのか分からない。だって、全て立ち見だからイスも無いんだ。たとえイスがあってもみんなその上に立ってるからね。だからステージ脇には救護用のテントを用意している。一晩あたり5千人もの失神者が出るから救急隊員を待機させている。それでもツアーというものは難しい。大陸から大陸へと移動するから、いつも眠気に襲われる。時差のおかげで、ショウが終わってもアドレナリンが出ていて眠れなかったりするんだ」。カメラマンが「ツアーはやりたくないとか否定的な事は言わずに、もう1回撮り直さないか?」と持ちかけるとマイケルは「だって好きじゃないんだよ。ツアーでは地獄を見てきた。じゃあ前向きな発言をするけど、本当の気持ちは分かってるだろ?(改めて)僕はツアーが大好きだ(一同、笑い出す)。何でみんな笑うんだよ…話す準備は出来てるのに(笑)。いや、真面目な話、ツアーにもいい所はある。それはファンだ。ファンのみんなが大好きだ。世界中どの街へ行ってもみんなは全ての曲やダンスの振りを覚えてくれている。全てを、だ。指にテープを巻いたり、帽子や手袋など、ありとあらゆる物を準備してくるんだ。これは素晴らしい体験だよ。ファンがいてくれるからこそ僕はツアーに出るのであり、彼らのために最高のショウを見せるのはとても大切な事だね」。

「ツアーは神聖な瞬間でもある。Heal The WorldやWe Are The World、Man In The Mirrorなどの曲をやると、スタジアム中にライターの明かりが灯るんだ。みんなタイミングをよく心得ているよ。ひとつのコードを聴いただけでみんなはそれが何か分かっている。感動的だし、楽しいよ。これは僕の好きな事のひとつでもあるんだけど、観客を楽しませたい。ファンのみんなもそれを知っているんだろうね、僕がステージに登場すると、いつだって惜しみない愛を与えてくれる。(バースデー・コンサートの映像を見ながら)これは素晴らしかった。ショウの途中で、誕生日なのに家族と離れ離れになっている僕を、マーチングバンドや巨大なバースデーケーキでビックリさせてくれてね。僕は気づいたんだ、ファンの愛があるおかげで世界中に家族がいるんだって事に。みんな大好きだ」。

番組の最後にはプリンスとパリスも登場(顔にはモザイクがかけられている)。「今夜は僕の生活や喜び、幸せに関する模様をお届けしました。僕は子供たちを愛しています。僕の全てです。公の場に出る時こそ子供たちを守るために顔を隠していますが、家では普通の生活を送っています。他の子供たちとも遊ぶし、楽しい時間を過ごしているし、笑いも絶えません。よく走り回っているし、学校にだって行かせます。ただ、公の場では彼らを守らねばなりません」。大人になったら何になりたい?と質問されたパリスは「お父さんみたいになりたい」と答えた。

この番組の総合プロデューサーを務めたブラッド・ラックマンによると、視聴者からの反響が大きければ少なくともあと2本の特番を制作できるという。マイケルはラックマンの他4名のプロデューサーをネバーランドに招待し、1日14時間のビデオチェックを6日間にわたって行った。マイケルは、どのビデオも自由に使用して良いとの許可を与えたという。ラックマンは「彼についてあれこれ口出しする連中の99.9パーセントは彼に会った事すらないんだ。世間は本当の彼の姿を見ていない。今回の件で、彼は非常に魅力的な人間である事が分かったよ」と語っている。



4/17
サンタモニカの電器店でマイケルは子供たちと共に買い物。プリンスとパリスは頭からスパイダーマンのマスクをかぶっていた。この日は数年ぶりに姉のラトーヤがマイケルに付き添う姿も見られた。

アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン出演の映画「Red Dragon」(監督:ブレット・ラトナー)の国内版DVDが7月25日に発売される。ボーナスディスクの「ブレット・ラトナー監督の撮影日記」には、マイケルが撮影現場を訪問した時の模様(写真)が含まれる予定。ラトナー監督は、ジャッキー・チェンとクリス・タッカーが共演した「Rush Hour」シリーズでも知られ、3作目にはマイケルの出演も噂されている。



4/10
アメリカFOXは4月24日午後8時から「Michael Jackson's Private Home Movies」と題した2時間スペシャルを放送する。同局によるとこの番組は、マイケルの日常生活や家族、友人などを撮影した数千時間にもおよぶマイケルの未公開ホームビデオを編集したもので、マイケル自身がナレーションを担当するという。同番組の総合プロデューサーは、マイケルの反論番組「The Michael Jackson Interview: The Footage You Were Never Meant To See」を制作したブラッド・ラックマン。

全米レコード協会は3月18日付でマイケルの「Video Greatest Hits HIStory」(米国内売上げ総数50万セット以上)と「HIStory On Film Volume 2」(同30万セット以上)をそれぞれマルチ・プラチナム・ビデオに認定した。



4/9
マイアミのレストランでマイケルはクリス・タッカー、ブレット・ラトナー、テニス選手のセリーナ・ウィリアムズらと会食。

R&B歌手のネイト・ドッグがヒップホップ専門誌XXLに語ったところによると、今月下旬にマイケルとのレコーディングを予定しているという。「既に曲はあるんだ。あとはスタジオ入りするだけだよ。オールドスクール的な曲だ。今はそれしか言えない」。



4/4
フロリダ州で行われているパームビーチ国際映画祭に、マイケルはクリス・タッカーやブレット・ラトナー監督らと出席。午後8時過ぎにマイケルが会場に姿を見せると500名以上の招待客から歓声が上がった。



4/1
マイケルはクリス・タッカーと共にフロリダ州スチュアートのウィリー・ゲイリー法律事務所を訪問。同事務所によるとマイケルは、ある大企業に対して契約不履行の訴訟を準備中。マイケルとクリスの突然の来訪に驚いた従業員たちのために、両者は記念撮影に応じた。

映画「Moonwalker」と、ビデオ「La Leggenda Continua (The Legend Continues)」(ともに1988年度作品)のDVDが4月14日にイタリアで発売される。



3/13
マイケルのインタビュー番組がまだ放送されていないポーランドで、アルバム「Invincible」が2月度の月間最多売上げアルバムとなった。今年度グラミー賞で主要8部門を獲得したノラ・ジョーンズの「Come Away With Me」を2位に抑えての快挙。

昨年11月から行われていたミレニアム・コンサートの中止を巡る裁判で、カリフォルニア州サンタバーバラ郡の陪審団はマイケル側に530万ドルの支払いを命じる評決を下した。これに対しマイケル側の弁護士、ジア・モダバーは「マイケルは判決に満足している。彼は自分自身のために立ち上がり、法廷に赴いた。原告のエイヴラム氏が得る金額も、要求額(2120万ドル)からは程遠いものだ」。



3/9
イギリスのアルバムチャートで「Greatest Hits HIStory Volume 1」は30位、「Bad」は38位、「Thriller」は39位、「Off The Wall」は50位、「HIStory Past, Present And Future Book 1」は65位。ダンスアルバムチャートでは「Bad」が4位、「Dangerous」が12位、「Blood On The Dance Floor」が36位にそれぞれ上昇。音楽DVDチャートでは「HIStory On Film Volume 2」が6位、「Video Greatest Hits HIStory」が7位と、依然根強い売上げ増加率を見せている。



3/8
マイケルの新しいマネージャーに、ドイツ人のディーター・ウィスナーが就任。ウィスナーは1997年のヨーロッパツアーのスポンサーとなったミステリー・ドリンク社を設立した人物。また、80年代からマイケルの顧問弁護士を務めてきたジョン・ブランカに代わり、ラスベガスの弁護士デヴィッド・ルグランが起用された。

フジテレビ系列で午後9時より「独占入手!緊急生放送 裏切られたマイケル・ジャクソン〜未公開テープが語る真実」が放送され、関東地区では15.9パーセントの視聴率を記録した。



3/2
マイケル側からの反論番組の放送を受けて、アルバムやDVDが引き続き好調な売行きを見せている。イギリスのアルバムチャートで「Greatest Hits HIStory Volume 1」は24位、「Thriller」は47位、「Off The Wall」は66位、「Bad」は68位。オーストラリアのアーバンアルバムチャートで「Greatest Hits HIStory Volume 1」は10位、「Thriller」は26位、「Off The Wall」は36位。音楽DVDチャートで「Video Greatest Hits HIStory」は6位、「HIStory On Film Volume 2」は16位。

ミック・ジャガー:「マイケルは撮影や放送に関して、口約束だけで済ませるべきじゃなかったんだ。あのマーティン・バシールは、全く恐ろしい奴だな。本当にひどい奴だ。番組全体に流れていた、あの低くておぞましい声は何なんだ。あのナレーション抜きで放送してくれた方が良かったよ。そう、マイケルはハメられたんだ。アメリカで放送されたものはさらにひどかった。バーバラ・ウォルターズがCMに入るたびにコメントを付け加えやがって…最低だ。とにかく不愉快だ」。

ウィル・スミス:「マイケル・ジャクソンが汚らわしい性のイメージからかけ離れた人物である事は、もはや明白だろう。俺が思うに、マイケルはあの少年たちに対してヤバい事などやっちゃいない。彼は子供たちに囲まれているのが好きなだけだ。彼がちょっとばかり普通じゃないように見えるのは、子供時代に失われた部分によるところが大きいんだろう。それでも彼がヤバい事をやってるなどと言い張る連中は、ちょっと無神経すぎるんじゃないか。俺はそんな事はなかったと考える」。



2/28
この日の午前中からロンドン高等法院で裁判が開始される予定だったが、マイケル側の弁護団とグラナダテレビとの話し合いの結果、4月に審議が終了するまで未公開シーンを含むフィルムを使用禁止とし、DVDの発売をしない事で合意したという。また、昨年11月からサンタバーバラ郡上級裁判所で行われていたミレニアム・コンサートのキャンセルを巡る裁判も、この日で結審となった。



2/24
マイケルとMJJプロダクションズが「Living with Michael Jackson」を制作したイギリスのグラナダテレビを提訴した。マイケルは、グラナダテレビとマーティン・バシールが、映像の所有権やマイケルの子供たちの映像使用許可に関する契約条項に違反したと主張。特にグラナダテレビは子供たちの素顔が確認できる未公開シーンのフィルムを、2月初めにマイケルへ返還するという約束も順守しなかったとしている。裁判は2月28日からロンドン高等法院で開始されるが、マイケル出廷の予定はなし。

日本テレビ系列で午後9時より「マイケル・ジャクソンの真実 緊急独占放送・密着240日」が放送され、関東地区では22.6パーセント、関西地区では25.9パーセントという高視聴率を記録した。瞬間最高視聴率は27.8パーセント。イギリスSky Oneではマイケル側からの反論番組「The Michael Jackson Interview: The Footage You Were Never Meant To See」が放送され、210万世帯が視聴。番組開始直後から同局のサイトにはアクセスが殺到し、視聴者の92パーセントが「マイケルはバシールによって不公平な扱いを受けた」との意見を寄せた。



2/20
マイケルは、代理人のスチュアート・バッカーマンを通じて「私は、これほどまでに誠実で献身的なファンの皆さんがいてくれる事に心から感謝すると共に、自分は何て幸せ者なのだろうと実感しています」とのメッセージを発表した。

アメリカFOXで、マイケル側からの反論番組「The Michael Jackson Interview: The Footage You Were Never Meant To See」が放送され(写真)、1410万世帯が視聴した。これは同局の木曜夜の時間帯では従来の20倍以上の視聴者数だという。番組にはマイケルの両親や兄のジャーメイン、先妻のデビー、20年以上にわたりマイケルのメイクを担当しているカレン・フェイらが出演した。



2/16
13日にイスラエルKeshet TVで放送された「Living with Michael Jackson」は63万世帯に視聴され、28.4パーセントの視聴率を記録した。地元の新聞社に寄せられた番組に関する意見は、およそ4分の3がマイケルに好意的なものだという。また、アメリカでは番組が放送された翌週だけでアルバム「Thriller」が3000枚以上、「Bad」は800枚以上を売り上げた。



2/13
アルバム「Invincible」を手がけた人気プロデューサー、ロドニー・ジャーキンスとその家族がマイケル支持の声明を発表した。

「我々は友人であるマイケル・ジャクソンを支持します。最近放送されたドキュメンタリー番組「Living with Michael Jackson」は、マイケルが子供を傷つけ、親として失格であるかのような不正確な描き方をした、悪質かつ誹謗中傷を目的としたものであったと確信します。どれもこれも真実からは程遠い内容です。我々はマイケルとは5年以上にわたり個人的に親しくしています。その間も彼は、優しく愛情に満ちあふれた父親としての姿や、親切で繊細な人間である面などを見せてくれました。マイケルは決して子供を傷つける事などできません。それどころか彼は、人種・宗教・肌の色に関係なく多くの子供たちの保健福祉のために尽力してきたのです。さらに個人的な話ですが、マイケルは息子のプリンスを連れて我々の家へ遊びに来てくれましたが、その時の彼はとても気の利いた、信頼のおける父親でした。プリンスは仮面など着けていません。身なりをきちんと整え、行儀も良く、父親を慕う良い子でした。

マイケル・ジャクソンは、何世代ものアーティストや音楽企業家たちに影響を与え、また成功への道を開いた史上最高のアーティストです。エルヴィスが常にキング・オブ・ロックンロールであるように、マイケルは常にキング・オブ・ポップなのです。マーティン・バシールはこの番組を否定的にねじ曲げ、小細工をした。それは多くの人々によって目撃されたとおりです。我々は、音楽業界の内外を問わず、世界中のマイケルの友人やファンが団結し、苦境にある彼を支援してくれる事を望みます。我々は友人として、音楽的協力者として、マイケルを擁護します」。

また、多くの著名人がマイケルを擁護する発言を行っている。

リサ・マリー・プレスリー:「あれは私の知ってる彼ではなかった。だから彼に電話して『ちょっと、あれじゃメチャクチャじゃないの!』と言ったわ」。

アッシャー:「僕はマイケル・ジャクソンを、親切で、寛大で、心の優しい人としてとらえている。否定的な面など知りたくもないよ。そんな事など、本当に気にも留めない。こんな状況がいつまでも続くのでは、彼にとっては本当にひどい話だ。特に彼のファンたちにとっても」。

LLクールJ:「マイケル・ジャクソンに対する俺の気持ちは簡単なものだ。あいつも他のみんなと同じ人間だって事だよ。それであの男(バシール)はマイクを見下す事で名を売ろうとしたんだろ。たとえあの記者が消え失せても、マイクは生き残るさ。俺はマイケルの大ファンだし、完璧な人間などいやしないよ。それよりさぁ、あいつが整形しただのしてないだのって、あの記者に関係ないだろう?何がそんなに問題だって言うんだ?」。

アイス・キューブ:「長年にわたって彼の事を愛してきた人々が、どうしてあんなに素早く背を向けられるのか、俺には分からないね」。

ジャスティン・ティンバーレイク(イン・シンク):「バシールは最低だ。あの男と顔を合わせるのもイヤだね。マイケルは子供のように無垢な目で世界を見られる、素晴らしい人なんだ」。

クリス・カークパトリック(イン・シンク):「マイケル・ジャクソンについてほとんど何も知らない連中が、彼の悪口を言ってるのを見るのは本当に辛いよ。あのマイケルに、だよ。僕らの尊敬してきた人物に対して、だよ。僕らは彼を見ながら育ったというのに」。

ネリー:「世間にはマイクを批判したがる連中が多すぎる。9歳の頃からチャイルド・スターで、普通の生活など送れなかったという状況がどんなものか、みんな分かってないんだ。彼がこの業界に持ち込んだ業績や音楽的才能は誰にも奪えやしない。以上。それだけだ」。

ノエル・ギャラガー(オアシス):「マイケルはエルヴィス級の大物なのにさ。あの番組は典型的なイギリス流ジャーナリズムのやり口だよな」。



2/10
マイケルはロンドンの広報会社を通じて再び声明を発表。

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日曜日のイギリスの新聞各紙で取り沙汰された、マイケル・ジャクソンに対する数々の疑惑への回答として、マイケルは以下の声明を発表します。

マイケルは、マーティン・バシールがマイケルを取材中の姿を収めた独自の映像を公開します。この映像では、バシールがマイケルの子供たちへの接し方や父親としてのあり方を賞賛する場面が見られます。これはバシールの取材の8ヶ月目にベルリンで撮影されたものです。番組中でバシールは、マイケルの子供たちへの接し方に疑問を抱き始めたのはベルリン滞在中だと語っています。しかしマイケル側の映像には、バシールが父親としてのマイケルの資質を褒め続ける姿や、何かにつけて世間がマイケルを非難するのは可哀想だと語る姿などが、はっきりと映し出されているのです。これはバシールが、マイケルに嘘をつき、視聴者に対しては事実を歪曲したナレーションをかぶせている事になります。バシールは取材中、マイケル側のカメラマンに撮影されている事には気づいていました。

いくつかの新聞が蒸し返している、ジョーディー・チャンドラーが1993年に起こした児童虐待の疑惑について、マイケルは以下の声明を発表します。

マイケルは何故、ジョーディー・チャンドラーが10年前にあのような疑惑を持ち出したのか理解に苦しんでいます。マイケル・ジャクソンは今までにも、そして今後もそのような行為があった事は頑なに否定します。当時、金銭目的のためにジョーディーとマイケルを悪用しようと企んでいた数名を除いては、誰がジョーディーにそのような疑惑を持ち出すように仕向けたのか彼には分かりません。マイケルが裁判を続けて疑惑を晴らすよりも、ジョーディーに莫大な和解金を支払う事を選んだ理由は、マスコミの見世物となる事を避けるためでした。ジョーディーが持ち出した疑惑によって深く傷つけられたにも関わらず、マイケルは当時、ジョーディーを陰で操っていた連中の存在にすら気づかないわずか14歳の少年を、長期の裁判に拘束するのは間違っていると考えたのです。

マイケル・ジャクソンは全ての関係者から訴訟手続きに至るまで課せられた守秘義務を尊重してきましたが、何者かがその約束を破り、マイケルの人格をまたしても踏みにじるために、ジョーディーの1993年の訴状を悪用したのです。忘れてはならないのは、当時の守秘義務は双方にとって共通のものだったという事です。これは主に当時14歳のジョーディーを保護するために作成されたものでした。保護の対象はマイケルも同様でしたが、これによりマイケルが応戦したり疑惑を否定する事は不可能となりました。この資料を漏らしているのが誰であろうと、この行為はジョーディーに対する無関心さと、マイケルに対する攻撃に他なりません。マイケルは、一部の元従業員たちが報道機関にこの話を売りつけている事に気づいています。他の著名人と同様に、彼は金銭目的のために搾取される恐れがあり、彼の信頼を裏切る者たちから彼の名を悪用される危険にさらされているのです。

マイケル・ジャクソンは日曜日にこう語っています。
「人々が今後も私を否定的にとらえるであろう事を考えると当惑せずにはいられません。ここで再び明らかにしておきますが、私は今まで子供に危害を及ぼした事などありませんし、それはこれからも同じです。人々が私を児童虐待者であるかのように書き立てる事には辟易しています」。
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マイケル側のカメラマンによって撮影された映像は、「The Michael Jackson Interview: The Footage You Were Never Meant To See」というタイトルで2月20日にアメリカFOXで放送される予定。



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番組放送後から驚異的な売上げの伸びを見せているマイケルの各アルバムが、イギリスのアルバムチャートに返り咲いた。「Greatest Hits HIStory Volume 1」は37位、「Thriller」は48位、「Bad」は73位、「Off The Wall」は93位。また、DVD・ビデオ売上げランキングでも「HIStory On Film Volume 2」は5位、「Video Greatest Hits HIStory」は6位にそれぞれ再エントリーを果たした。



2/7
マイケルは6日、「Living with Michael Jackson」の内容に抗議するため、イギリスの放送事業監督機関である独立テレビ委員会(ITC)と放送基準委員会(BSC)に「プライバシーを侵害する番組によって不当な扱いを受けた」との不服申し立てを行った。弁護士を通じてITCに提出された抗議文では「マイケルが子供たちに対して不適切な行為を行ったかどで有罪である、と明らかにほのめかしている」と主張。さらに文書は番組のナレーション、質問事項、編集があたかも10年前の児童虐待疑惑の証拠となるように仕向けられている、としている。BSCに提出された抗議文では、児童虐待疑惑の質問や現在の子供たちとの関係についての質問をする目的について、マイケルは制作者側から事前に何の説明も受けなかったと指摘。また、マイケルは子供たちが勝手に撮影された事や、放送前に番組の内容を確認させるという約束を制作者側が守らなかった事についても抗議している。

6日午後8時からアメリカABCで放送された「Living with Michael Jackson」は、およそ2710万世帯が視聴し、18.7パーセントという高視聴率を記録。番組終了後に放送されたマイケルに関する内容を盛り込んだ「Primetime Live」の特番も、およそ2350万世帯が視聴した。



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「Living with Michael Jackson」に関して、MJJプロダクションズとマイケル自身が声明を発表。5日深夜に初めて番組を見たマイケルは、その内容に大きな怒りと失望を表明した。

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マイケルは「Living with Michael Jackson」の内容に失望し、完全に裏切られたと感じています。彼は、この番組を「事実を下品に歪曲し、私の生活や父親としての資質を不正確に伝えるための悪趣味な攻撃だ」ととらえています。マイケルが最も懸念しているのは、マーティン・バシールとグラナダテレビが彼の信頼を裏切った事です。特に、子供たちは番組内では絶対に取り上げないとの約束を取り付けていたと、マイケルが感じていた点です。マイケルはバシールに、子供たちを撮るのはやめるよう何度も頼みました。バシールは「編集の最終段階でカットする」と約束しましたが、「撮影の連続性が失われるから」との理由で、カメラを止めなかったのです。

マイケルは、番組のいくつかの場面が、彼の行動や父親としての振る舞いを歪曲して伝えるために大げさに使われていると激怒しています。マイケルは特に、8ヶ月もの間ジャクソン一家の邸内に事あるごとに足を運び、マイケルの生活について正確なドキュメンタリーを制作すると信じていたバシールから、ひどい扱いを受けた事にショックを受けているのです。結局は、マイケル個人や彼の家族、親しい友人に与える影響を何とも思わない、バシールを賞賛するために視聴率を追い求めるだけの番組だったのだと、マイケルはとらえています。

マイケルはバシールに対し、ネバーランドや彼の家族、そしてマイケル自身への訪問期間延長を承諾しました。彼の生活について、世間に正確に伝えたかったからです。バシールが制作した番組は、事実を滑稽化したものであるとマイケルは考えています。もしバシールがマイケルをどのように描くのか分かっていたならば、彼はこの撮影には決して協力しなかったでしょう。マイケルは、この番組は悪意を持った中傷を広めるため故意に制作・編集されたものであると考えます。番組によって、多くの視聴者がマイケルは子供を虐待しているとの結論に導かれる恐れがある点でも、彼は激怒しています。マイケル・ジャクソンは決して子供たちを不適切に扱った事はありませんし、そのような事は頑なに拒絶してきました。マイケルは子供たちや彼らの両親からの信頼に背くような事をする人間では断じてありません。

マイケルは本日、個人的な声明を発表しました。
「私は、自分の生活や家族の中へ迎え入れるほどにマーティン・バシールを信じていました。本当の事を伝えてほしかったからです。マーティン・バシールは、彼を信用するよう私を説得しました。私の生活について正直で公正な描写をするから、と。また彼は『私はダイアナ元皇太子妃の生活を一変させた男だ』とも。友人として接していた人物がこれほどまでに品位を下げてくれるとは、悲しい限りです。

現在の私は、かつてないほどに裏切られた気分です。私の子供たちやスタッフ、そして私自身と知り合い、心を開いて真実を語った相手が、その信頼を投げ捨てて恐ろしく不公平な番組を制作するとは。私が子供たちを傷つけ、危険な目に遭わせるためなら何でもするような男であるという印象を視聴者に植え付けかねない恐れがある事に、深く傷ついています。子供たちは私の人生にとって最も大切な存在なのに。私をよく知る人ならば本当の事が分かるでしょう。私にとっては子供たちこそが何よりも最優先であり、私が子供を傷つけるような事は決してあり得ません。

世界中から絶大な数の支援のメッセージを送ってくれたファンの皆さんに感謝したいと思います。特にイギリスからは、バシールの番組にどれほどショックを受けたかという内容のメールを受け取っています。皆さんの愛と支援には非常に感動しました」。
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また、この日の朝、マイケルの前妻デビー・ロウがイギリスGMTVのインタビューに応じた。「彼は本当に素晴らしく、愛情深く、思いやりのある人です。彼のありのままの姿が描かれず、私は本当に頭にきています。あれほど良き父親は他にいません。彼は親として不適切であるなどと言いがかりをつける人には、不快感を禁じ得ません。育児について彼ほど読書し、研究熱心な人などいませんよ。

私の子供たちは私をママなどとは呼びません。そう呼ばれたくはないんです。私は彼らのママだけど、彼らはマイケルのものですから。彼には父親になってもらいたかったんです。世の中には親となるべき人々というものがいますが、彼もその1人ですよ。彼はとても素敵な人で、いつだって私のためにいてくれました。初めて会ったその日から。

彼のために何かが出来るはずだと思い、彼の子供を生む事は私自身が望んだ事なのです。世間はなかなか理解してくれませんけど。私たちはいわゆる普通の家族ではありませんが、もっと広い心で見なければいけないと思います。私たちはひとつの家族なのですから、私は子供たちのためにいつだって駆けつけます。人々は『自分の子供を置き去りにするなんて信じられない』と言いますが、私は置き去りにしたわけではありません!彼らは父親と一緒にいますし、彼らはそうあるべきなのです。私は母親になる気はなかったんですから」。



2/4
オーストラリアChannel 7とオランダYorinで「Living with Michael Jackson」が放送された。オーストラリアでは200万世帯以上が視聴、同国のテレビ史上最も多くの視聴者を獲得した番組となった。オランダでも140万世帯が視聴し、20.4パーセントという高視聴率を記録。また、イギリスでは番組が放送された翌日からマイケルのアルバムが次々と売れ始め、「Greatest Hits HIStory Volume 1」は1000パーセント増、「Thriller」やジャクソン5のアルバムもそれぞれ500パーセント増という驚異的な売上げ増加率を見せている。HMVの代理人は「これらのアルバムは国中のレコード店で飛ぶように売れている。全くもって驚くべき現象だ」と語った。



2/3
イギリスITV1とアイルランドTV3で、午後9時から「Living with Michael Jackson」が放送され、英国内で1400万世帯が視聴し、53.9パーセントという高い視聴率を記録した。番組内でマイケルは第3子プリンス・マイケル二世誕生の秘密や子供たちへの愛情など、様々な質問に答えた。

マイケルは、プリンス・マイケル二世の母親は、面識のない黒人女性だと明かした。「代理母と僕自身の精子を使った。代理母については、健康な人であれば誰でも良かった。健康でさえあれば人種など気にも留めなかった。相手は父親が僕である事を知らないし僕も相手を知らない」。昨年11月のベルリンのホテルでの赤ん坊ぶら下げ事件に関しては、後にマイケルは「とんでもない過ちだった」と認めたが、子供の命を危険にさらそうとしたというマスコミの批判は真っ向から否定した。「連中は何も分かっていない。僕が子供たちにそんな事をするわけがないだろう。どうして僕が自分の息子を殺そうとしなきゃならないんだ?ホテルの下にいた数千人のファンに手を振っていたら、みんなが僕の子供を見たいと騒いだから、親切に見せてあげたまでだ」。

番組には3人の子供たちも登場するが、頭からすっぽりとマスクやスカーフを被ったまま。素顔を明かすとパパラッチや誘拐犯の標的にされる恐れがあるためだ。マイケル自身が「ブランケット」と呼ぶプリンス・マイケル二世をヒザに乗せ、スカーフ越しにミルクを与える(写真1)。「僕の家族や従業員に対するちょっとした言い回しだよ。これも愛情表現のひとつだ」。上の2人の子供たちは前妻・デビーからの贈り物だという。彼らは母親の存在を知らない。マイケルは「デビーは子供たちに対処しきれなかった…彼女よりも僕に預けた方がいいと感じたんだ。僕自身のためにも。彼女は『あなたがパパになってあげる必要があるわ』と言ってくれた」と語る。しかし母親がいなくとも子供たちは幸せだとマイケルは言う。「この子たちの回りには充分多くの女性がいるしね。家中あちこちに女性がいて彼らと過ごしているから」。

マイケルの友人である12歳の少年・ギャヴィンは末期がんを患っていた(写真2)。「マイケルの寝室で寝てもいいかい、って聞いた事がある。僕が『マイケル、君はベッドで寝ていいよ』と言ったら彼は『いやいや、君がベッドで寝なよ』って。僕が『いやいやいや、君がベッドで寝てよ』と言い返したら彼は『いいかい、僕が好きだったら君がベッドで寝るんだ』って。それで結局、僕がベッドで寝たよ。でもあの晩は面白かったな」。バシールが「それが、44歳の男がやる事なのかい?それは正しい事なのか?」と問いかけるとマイケルは「ベッドを貸す事がいけないのかい?美しい光景じゃないか。彼にはスターという弟もいたから僕は彼らにベッドを与えて、寝袋に入って床で寝たんだ。マコーレー・カルキンが小さい頃は彼らと一緒に寝転がっていたものだよ。弟のキーランはこっち、マコーレーはこっち、彼らの妹たちはそっち、といった具合でね。愛情を共有する事の、どこがいけないと言うんだ。ベッドと聞くと性的な意味合いを連想してしまうんだろう?それは違う。僕らはただ眠るだけなんだ。子供たちに毛布をかけてあげて、温かいミルクとクッキーを与える。素敵な事じゃないか」。

バシールの質問は整形についても及んだ。マイケルは鼻に2回メスを入れただけだと答える。「おかげで呼吸をしやすくなったし高い音域を出せるようになった。本当の事を伝えておこう。僕は自分の顔をあちこちいじったりなどしていない。僕が手術を受けたのは鼻だけだ」。しかし話が10年前の児童虐待疑惑や幼少時に父親から受けた暴力などに及ぶと、マイケルは「どうして僕にそんな事まで聞くんだい?」と、涙を流す場面も見られた。番組の最後でマイケルは「この地球上から子供たちがいなくなってしまったら、もし誰かが『子供たちはみんな死んでしまった』などと言おうものなら、僕はただちにバルコニーから飛び下りる」と締めくくった。

マイケルの友人であり、今回のインタビューのためにバシールをマイケルに紹介した超能力者のユリ・ゲラーはBBCラジオで「私はマイケルを全面的に信じている。彼は本当に純粋な人間だ。彼が人々の人生に与えた喜びは計り知れない。彼は非常に正直で、率直で、意地悪な質問にも決して尻込みしない」と語った。



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アメリカABCが「Living with Michael Jackson」の国内放映権を獲得、2月6日午後8時からバーバラ・ウォルターズ司会の「20/20」で放送する。この特番の放映権料はおよそ500万ドル(約6億円)に上るものとみられ、マイケルに批判的な内容の番組「Michael Jackson Unmasked」を2月17日に放送予定のNBCも放映権を争ったが、最終的にABCに軍配が上がった。同局は1995年6月15日にダイアン・ソーヤー司会の「Primetime」でマイケルとリサ・マリー・プレスリーのインタビューを生放送し、この模様は全米で3750万世帯に視聴された。また1993年2月10日にはオプラ・ウィンフリー司会の「Michael Jackson Talks... To Oprah」でもマイケルのインタビューを生放送、全米で6230万世帯、世界中で1億人以上に視聴された。

イギリスのMJニュース・インターナショナルによると、マイケルはヒップホップレーベル、マーダー・インク社長のアーヴ・ゴッティと共に新曲を制作した模様。この曲では、同レーベルが擁するジャ・ルールとアシャンティがマイケルと共演を果たしたという。



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ジャーナリストのマーティン・バシールによるマイケルへのインタビュー「Living with Michael Jackson」(制作:イギリス・グラナダテレビ)が、イギリスITV1で2月3日午後9時から1時間半の特番として放送される。昨年、バシールはマイケルの自宅ネバーランドやベルリンのホテルなどでインタビューを敢行し(写真)、取材期間は8ヶ月に及んだ。マイケルは出演料も受け取らず、質問に対する制限事項も設けなかったという。番組関係者は「我々は過酷な状況下にあるマイケルを撮影した。結果的に、非常に感動的なものに仕上がった。視聴者はきっと驚くだろう。今まで見た事もないマイケルの姿がそこにある」と語る。



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今月上旬にインターネット上に流出したマイケルの未発表曲「Xscape」が、ドイツのラジオ・ハンブルクを始め、オーストリア、フランス、イギリス、カナダ、オーストラリアのラジオ局でオンエアされた。曲に対する評判は上々だが、内部者による嫌がらせとみられる行為にマイケルは激怒しているという。また、もうひとつの未発表曲「Still Got It」も流出したと言われ、悪質な海賊行為に世界中から非難の声が上がっている。



1/15
モーリス・ギブの葬儀がマイアミで行われ、マイケルも姿を見せた。



1/12
ビー・ジーズのモーリス・ギブが入院先のマイアミ市内の病院で亡くなった。53歳だった。9日にマイアミの自宅で激しい腹痛を訴えたモーリスは腸閉塞の緊急手術を受けたが、手術中に心臓発作を起こすなど予断を許さない状況に陥っていた。マイケルはモーリスの兄、バリーと共に新曲を制作中だった。



1/9
ソニー・ミュージック会長兼最高経営責任者のトミー・モトーラが、2004年までの契約期間を残して辞任した。後任は元CBSプロデューサーで現NBC社長のアンドリュー・ラック。今後モトーラはソニーの協力の下、新レーベルを創設する予定だという。1987年にCBSレコードに入ったモトーラは、翌年ソニーがCBSを買収した後、最高経営責任者に就任。だが昨年度のアルバムセールスでソニーは5大レーベル中3位と低迷し、アルバム市場でも占有率は全体の15.24パーセントと、前年の15.83パーセントを下回っていた。この売上減少によるソニーの損失額は1億ドル(約120億円)に上ると見られている。



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TVガイド誌とVH−1が「テレビを揺るがせた100の音楽的瞬間」を発表し、マイケルのモータウン25周年記念スペシャル出演(1983年5月)が2位、スリラーのショートフィルム発表(1983年12月)が9位に選ばれた。



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新しく発刊されたギネスブックのヒットシングル部門にマイケルが名を連ねた。過去50年間の英国シングルチャートでマイケルは7位にランクイン。上位20組は以下の通り。1.エルヴィス・プレスリー、2.クリフ・リチャード、3.シャドウズ、4.エルトン・ジョン、5.マドンナ、6.ダイアナ・ロス、7.マイケル・ジャクソン、8.ロッド・スチュワート、9.ビートルズ、10.デヴィッド・ボウイ、11.フランク・シナトラ、12.クイーン、13.ステイタス・クォー、14.スティーヴィー・ワンダー、15.ポール・マッカートニー、16.トム・ジョーンズ、17.ローリング・ストーンズ、18.ビー・ジーズ、19.ロイ・オービソン、20.エヴァリー・ブラザーズ



2002年・下半期のニュース

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