Rodney Jerkins
ロドニー・ジャーキンス(プロデューサー)


Rodney ロドニー・ジャーキンスは、マイケルのニュー・アルバム制作に関わるプロデューサーの1人。21歳にしてロドニーは既に数多くのR&Bアーティストたちの作品を手がけ、今最も売れているプロデューサーたちの仲間入りを果たした。この電話インタビューは99年4月下旬、ロサンゼルスにいるロドニーの仕事の合間をぬって行われた。聞き手はダイアナ・ディアロ。

Qマイケルはあなたにどうやって声をかけてきたの?

RJキャロル・ベイヤー・セイガーが僕に電話をかけてきて「私の家で、私とマイケルと一緒に曲を書いてほしい」と言ってきたんだ。その後マイケルに「このままキミを家に帰しちゃうのはもったいないな。僕のアルバム制作をやってもらいたい」って言われたんだよ。


Qあのマイケル・ジャクソンがあなたと仕事をしたがってるなんて知った時は、ものすごい気分だったんじゃない?

RJそりゃもう、信じられなかったよ。偉大なる指導者と一緒に仕事してる感じだった。僕はちっちゃい頃からマイケルの大ファンで、彼のキャリアを追い求めてきたんだから…彼のやってきた事すべてをね。


Qマイケル自身について、彼との仕事について、どう思う?

RJ彼は最高だ。彼のレベルに追いつけるアーティストなんかいないよ。多くの人と一緒にやってきたけど、彼との仕事は素晴らしい。自分がどうしたいのかをきちんと理解してる人だ。


Qあなたは若くして既に沢山の夢を実現させてきたワケだけど、さらなる目標はあるの?マイケル・ジャクソン以上に仕事をしてみたいと思うアーティストなんているのかしら?

RJいや、マイケルこそがトップで彼以上はあり得ない。もし他にもいいアーティストがいるのなら、一緒にやってみたいとは思うけど…。


Qあなたが今まで関わってきたアーティストたちと比べて、マイケルはどう?

RJすごく発想力が豊かな人だ。彼は、いつもラジオでかかっているような平凡な音楽など求めちゃいないし、情勢を的確にとらえている。世の中は、彼の望むようになるべきだと思うよ。


Qあなたはマイケルのアルバムでは何が好き?

RJOff The WallとDangerous。Dangerousは大好きだったな。


Qこの前のBlood On The Dance Floorについてはどう思う?

RJあまり革新的なものではなかったし、リミックス・アルバムみたいだったよね…今度のは、全く違うものになるよ。全てが新しい要素を持っていて、サウンドも変化し、さらに多くのメロディーを含んでいる…みんながそれを認める事になるだろう。


Qバラードも結構あるの?

RJえーと、R・ケリーとのスローなバラードが2曲あるけど…今の所、僕はアップテンポなものに力を入れてる。そう、みんなが踊りたくなるようなやつをね…。


Qアルバムの作業は終わったの?

RJ大体はね。恐らくあと2、3ヶ月はかかりそうだけど…。


Qマイケルは他のプロデューサーたちとも仕事をしているみたいね。デヴィッド・フォスターの名前も聞いてるんだけど?

RJああ、マイケルは他に多くの人たちとやってるよ。でも僕としては、アルバムの70パーセントぐらいは僕らが手がけた作品になってほしいな。


Qこのプロジェクトのために、あなたは何曲ぐらい関わったの?

RJ30曲近く。


Qマイケルは何か新しい技術を導入してるの?今の技術革新ってすごいでしょ。マイケルもそれを利用するのかしら?今度のアルバムはどんなサウンドになるの?

RJ僕が言えるのは、今まで誰も聴いた事も無いようなサウンドになる、って事さ。他のものとは明らかに違う。誰も耳にした事が無いものだよ。彼の最高傑作になりそうだ。


Qじゃあ、どうしてこのアルバムは優れているの?

RJ僕が関わっているからだよ!(笑)つまり、誰にでも好調な時期ってあるもんだろ。今の僕は正にそれなんだ。もしマイケルがあと2年早く僕に声をかけていても、こんなにいい仕事は出来なかっただろうね。僕は最高の状態にあり、マイケルも最高の状態で、一緒に芸術を生み出しているんだ。


Qこのアルバムを通してのテーマは何?例えばHIStoryのアルバムは、マイケルがタブロイド紙から受けてきた苦痛に満ちていたでしょ。今回は違うテーマになるの?

RJ今のマイケルは幸せだよ。彼には息子も娘もいる。苦しみながらHIStoryを作っていた時とは違い、彼は喜びを見つけたんだ。物事に対して肯定的になったよ。このアルバムは明るいものになるだろう。彼の子供たちが状況を変えたんだ。


Q彼らには会ったの?

RJああ、2人ともカワイイし、楽しいよ!プリンス君とはよく遊んでる。


QHeal The WorldやEarth Songのように、子供たちに捧げるものや環境問題についての曲もあるの?

RJうん、いくつかね…。


Qタイトルを教えてくれない?

RJまだ言えないよ…。


Qデュエットについては?ローリン・ヒルとデュエットする、なんてウワサを聞いたんだけど。

RJああ、やる事になるだろうね。


Qそれから、リサ・マリー・プレスリーとも?

RJ彼女が、何だって?


Qデュエットを?

RJそんな話、聞いた事ないよ!(笑)


Qテディ・ライリーはプロジェクトに関わってるの?

RJいや、テディはこのアルバムには参加していない。


Qあなたにとっては、このプロジェクトは今までの仕事の集大成と言えるのかしら?

RJもちろん!僕は普段、ひとつの曲を完成させるには2〜3日かけていたんだけど、今や8日、10日、もしくは15日だもんね。次元が違うよ。先月作った曲を今月になってもまだやっていて、何度も何度も練り上げている…。


Qマイケルがデモ・テープを吹き込んでからあなたが手を加えるのか、それともあなたが曲を作ってマイケルに聴かせるの?

RJ僕が曲を録音してからマイケルに聴かせるんだ。それから一緒にメロディーを作り上げていく。


Q「What More Can I Give」がファースト・シングルになるという話を聞いたけど、あなたはそれに関わっているの?

RJいや、僕は関わってないけど、驚くべき、すごい歌になりそうだ。マイケルは、戦争で犠牲になった子供たちに捧げる意向なんだ…。


Qええ、マイケルはこの夏に、正確には6月にいくつかチャリティー・コンサートをやるのよね…新しい曲もいくつか歌うのかしら?それまでに準備は出来てるの?

RJうん、恐らく出来ると思うよ。


Qマイケルと一緒の時、1日に何時間ぐらいレコーディングしてるの?

RJたまに、40時間ぶっ通しだったり…普通は16〜18時間ぐらい。


Qアルバムのリリースは、いつ?

RJクリスマス頃のリリースを予定しているみたいだね。


Qタイトルはもう決まったの?

RJいや、まだだよ…。


Qこのアルバムはマイケルにとって、アメリカへのカムバックとなるのね?近頃の彼はヨーロッパにばっかり目を向けているけど…。

RJああ、彼のアメリカへのカムバックだよ。確かに今、彼はヨーロッパに親近感を持っているけど、今度のは世界中に受け入れられるアルバムとなるだろう。彼の最高傑作になるさ。


Qマイケルのファンたちにメッセージをお願い出来るかしら?

RJそうだね、「期待以上の物」を期待していてくれ。マイケルの今までの作品の中でも一番すごいアルバムになるだろう。今に分かるさ!


△INDEX