David Williams
デヴィッド・ウィリアムズ(ギタリスト)


David and Michael Qマイケルとの仕事を始めたのはいつですか?どのようなきっかけで?

DW「Off The Wall」のアルバムで始まったんだ。あのアルバムの全てのギターのパートに参加している。あの頃、俺は「Don't Hold Back With Chansons」というアルバムを出していた。ジェームス・ジェマーソンJr.と一緒にグループを結成していてね、かなり売れたよ。ロンドンでトップ20に入り、アメリカでは8位まで行ったよ。でも、レコード会社で起こったささいな事に俺は腹を立て、会社を去った。そんな時、俺のアルバムを聴いたマイケルから電話があって「マイケル・ジャクソンですけど。あなたのアルバムを聴きましたよ。僕の新しいアルバムのオーディションに来てくれないかなと思いまして」って言ってきたんだ。俺は笑って言い返した。「イエ〜イ、私はエンゲルベルト・フンパーディンクという者なんですけど」。するとマイケルは大笑いして「面白い人だ」と言ってたよ。

でも、仕事に対しては真剣だった。世界でも屈指のギタリストたちが8人もオーディションを受けに来ていたんだ。例えば、スティーヴ・ルカサーのようなね。俺が最初にやった曲はRock With Youで、マイケルは「やるな、こいつ」とでも思っただろうな。その後、他の曲もいくつか「Off The Wall」からやってみせた。俺は、それらを1時間以内で弾けるようになっちゃったんだ。それから、クインシーとマイケルが、誰がいいかを話し合った。クインシーが「No」と言えばマイケルは「Yes」、それでテープの巻き戻しボタンを押して、また聴いてみる・・・といった具合にね。しばらく話し合った後、マイケルが言った。「皆さん、もう帰っていいですよ。デヴィがやる事になったから」。マイケルが俺を選んだってワケさ!


Qマイケルと仕事をする以前から、彼の音楽は好きでしたか?

DWああ、俺はジャクソン5の大ファンだった。


Qマイケルを、人間としてどう思いますか?

DW笑える奴さ。一緒にいて楽しいね。小さなガキのような奴で、成長しないんだ。俺みたいにね。まぁ、俺たちは大人になりたくないからいいんだけどさ。


Qステージでパフォーマンスするには、どの曲が一番お気に入りですか?その理由は?

DWBillie Jean。それは俺のトレード・マーク。あの曲のギターは俺が弾くんだからね。俺のソロも入るし。


Qどれくらい、マイケルの作品に参加したのですか?

DW「Off The Wall」から「HIStory」までの全てのアルバム、「Triumph」、「Muscles」、「Say Say Say」、Victoryツアー、Dangerousツアー、スーパーボウル、そしてHIStoryツアー。


Qあなた自身のキャリアは?

DW俺の最初のアルバム「Don't Hold Back With Chansons」の後、90年にソロ・アルバム「David Williams」を出したんだ。で、しばらくは自分のソロ活動はやらない事にした。でも、自分のプロダクション会社を作ろうとは思ってる。俺には、かわいい女房と2人の子供がいるんだし!


Qマイケルとの付き合いはいかがですか?

DW完璧だね。最近は、あんまり沢山話す事は無くなったけど。マイケルは今、自分の生活の中でやるべき事がいっぱいあるんだよ。


Qあなたの家族は、あなたがマイケルと一緒にツアーに出ている事をどう考えていますか?

DW素晴らしいと言ってる。喜んでるよ。家にいると、女房がいつも「またマイケルと仕事をしてちょうだい!」って言うんだ。女房は今、3人目の子供を身ごもっているんだよ。俺は家にいてもアドレナリンが出まくりで、ツアーへのエネルギーがみなぎってる状態なんだ。時々、それが女房をクレイジーにしてしまうみたいだな。それで俺に、マイケルとのツアーに戻って、と言い出すワケさ。


Qこれまでのコンサートでどれが一番気に入ってますか?その理由は?

DWハワイのだよ。家族が見に来てくれたからね。


Q初めて自分のギターを手にしたのは、いつですか?

DW8歳の時。俺の兄貴が買ってくれた。初め、父親が買ってくれたんだけど、家に持って帰る途中で壊しちゃったんだ。まぁ、それは、それほどいいギターじゃなかったんだけどさ。でも俺にとっては、重大な出来事だった。それで、兄貴が気の毒に思ってくれて、いいギターを買ってくれたんだよ。


Qプロのギタリストになるために勉強しましたか?

DWまぁ、結局はね。弾き方を学んだ後にね。まずは家で覚えていった。ギターに関する本は何でも買って。でも、リズムだけは、本からは学べなかったな。だから、ドラムの本からリズムを学ぶ事にした。バージニアにいた時は学校でベースを弾いてて、どんどん学んでいって腕を上げたんだ。


Qマイケルのために仕事をして、何か得になった事は?

DWステキな得をもらえたよ。こうしている事は全て得と同じだよ。


Qあなたたちはよく出かけたりするのですか?観光とか買い物とか、クラブやバーに行ったりしますか?

DW出来る限り出かけるようにしてる。景色を見ながら街を歩いたりするよ。例えば、またロンドンのビッグ・ベンを見に行こう、とか思ってる。


Qだからツアーのギタリストをしているのですか?

DW俺は旅するのが好きなんだ。行く先々で、全てを見て回るのは不可能だ。時には、ずっと仕事をしていないといけない場合もあるからさ。だから俺は、次回は必ず見に行くつもりでいるよ。


Q人々は、街であなたに気づきますか?

DW街では気づかれない。でも、クラブに行くと気づかれてしまうよ。彼らは、俺たちが現れるのを期待して待ってるみたいだ。


Qマイケルに関する事で何か、こぼれ話を聞かせてもらえますか?

DWはっはっは〜!(笑いすぎて、イスから落ちそうになる)。ある日、俺たちがレコーディングのためスタジオで仕事をしてる時の話なんだけどさ。あれは「Bad」のアルバムだったな。俺がスタジオに入ると、他の連中はもう仕事に取りかかっていた。そこにはバブルスが・・・あのチンパンジーがいたんだ。俺はそれまで、一度もバブルスに会った事が無かったんだよ。彼はジーンズとネルシャツと帽子で着飾って、壁の前に座ってるだけだった。俺はそれを見て、はく製の動物が置いてあるんだと思っちゃったんだ。俺は自分のパートを弾き始めた。全てを録音した後にそれを聴いていると、マイケルは「イエイ、これだよ、これ」と言いながら踊り始めたんだ。ところが、マイケルが踊り始めるとすぐに、バブルスも踊りだしたと来たもんだ。俺は超ビックリして、部屋を横切ってテーブルの上に飛び乗っちゃったよ。みんなは、ただ大爆笑さ。そしたらマイケルは「バブルスにまだ会ってなかったっけ?」だとさ。その後、みんなが再び演奏出来るようになるまで1時間ぐらい中断しちゃったよ。


Qマイケルの曲の中で何が一番好きですか?

DW難しいな。マイケルとは、沢山の曲やアルバムをやってきたから。でも俺はジャクソンズの「Shake Your Body」は大好きだ。


Qステージで失敗したりして、マイケルが腹を立てた事はありますか?

DWいや、一度も。彼が一番冷静なんだ。


Qあなたの初舞台はいつでしたか?

DW10歳の時、クラブでパフォーマンスしたのが始め。


Qマイケルの一番良い所は?

DW完璧主義な所と、彼の性格だね。


Qステージで失敗してしまった事はありますか?

DWもちろんあるよ。それが人間というものさ。一度、Beat Itで、俺の弾き始めが早すぎたのに、周囲を見回して「おいおい、早く弾けよ。どうしたんだ?」って感じで、他のメンバーに目で訴えちゃった事があったよ。


△INDEX